はじめまして、ちなママです。
私は現在、クリニックに勤める看護師です。
早速ですが、私は看護学校を卒業して就職した総合病院を２か月で退職した過去があります。
このブログを読まれている方はもしかしたら、看護師１年目で就職した病院が合わず、思い悩んでいる方かもしれませんね。
私も本当に辞めて良いのか、もう２度と看護師として働けないんじゃないか、とたくさん悩み、毎日のようにネットで検索し、同じような過去を持つ方のブログを読み漁っていました…
そこで私も思い悩む新人看護師さんたちの力になりたいと思い、早期退職・第二新卒としてクリニックに転職した私の実体験をこのブログにまとめたいと思います！
まず伝えたいのは・・・
私は看護師として働いていきたい！と思っている方なら、絶対に転職してもまた看護師としてやり直すことができると思っています！！
ですから、毎日泣いて泣いて悩んで体を壊してしまう前に、休職しましょう！
その休職期間に、まずは体を休め、心を正常に取り戻しつつ、転職先を探したり、総合病院以外にどんな働き方があるのか調べると、退職した後も継続して働くことができます。
私が辞めたいと思った理由
私が辞めたいと思った理由は、
先輩同士で悪口を言っているのを見たり聞いたりするのが辛くなったこと
です。
皆さんの病院はどうですか？
- 休憩室が悪口を言う場になっている
- 挨拶をしても無視される
- 休憩室に入っても先輩たちが椅子を占領していて座る場所もない
- 新人看護師に対して威圧的な態度をとる
- 仕事上のお願いをしても嫌な顔をされる
- 新人マニュアルで初めての技術は見守っていてもらわなければいけないのに一人でするように言われる
１年頑張ってまた次の新人が入ってくれば状況は変わるかもしれません。が、１年後もまた新人さんが私たちと同じ目にあっているのを見なければいけない・・・そんな看護師生活、きっといつか辛くなる気がしませんか？
私はそんなにつらい思いをして続けなくても良いんじゃないかな。と思い始めました。
休職の申し出
私は毎日涙が止まらなくなってあらゆることが不安で不安で仕方がなく、家族からも心配されたため、まずは心療内科を受診しました。
心療内科って行くのにためらいがある方もいるかもしれませんが、私は風邪をひいたときに行く内科のような気軽さで受診しました。問診など話を先生に聞いてもらい、安定剤が処方されました。
同時に、体調不良のため休職が必要という診断書も書いてもらいました。
診断名は「適応障害」でした。
私が勤めていた病院には、新人担当部署があり、そこの看護師さんはとても優しく対応して下さったので、診断書を提出し、まずは体を休めることに専念しました。
休職期間中（心を取り戻すまで）
休職したとしても、最初のうちは将来の不安もありましたし、今後どうやって生計を立てていこう…と悩み、涙は止まることもなく、部屋に引きこもっていました。
そんなとき、ちょうど海外に旅行中だった母から電話で
「海外に来れば何でもできる。本当に生きるのが辛いなら海外に行けば良い。なんでも挑戦してみなさい。」
と言われました。とても心が救われました。
だんだん食事もとれるようになり、笑えるようにもなり、泣かない日が多くなりました。
休職期間中（転職先探し）
今後の職についてはすごく悩みました。３年は総合病院で働かないと転職できないのではないか、とも思いました。こんな何もできない私を雇ってくれる病院はあるのだろうか…とも悩みました。
看護師を続けるのか、違う仕事をしてみるのか、たくさん考えましたが、せっかく実習も頑張って国家試験に受かって取った看護師免許は生かしたいな。と思ったんです。
そうとなっては退職後の職探しです。企業看護師や健診センターなどあらゆる業種の看護師の求人をネットで毎日探していました。
ただ、多くの職場が「看護師歴３年以上」や「実務経験あり」などの条件があり、やはり転職は難しいな…と再び不安になりました。
が、クリニック看護師はどうかな？と思い求人を探してみると、実務経験が少なくても雇用してくれるクリニックが結構ありました。
例えば、産休育休に入る人の代わりに期間限定で求人が出ていたり、正社員にこだわらなければ、パートや契約社員の求人は見つかりました！
私は看護師として働いていけるのだろうか、と悩んでいましたので、とにかくもう一度、どんな雇用形態であっても、雇用してくれる病院で働いてみよう！！と思うようになりました。
ハローワークに出向き、気になる病院の面接を受けたい旨を相談しました。
転職にむけて
クリニックの面接のときに、私は実務経験がほとんどないこと、新卒で入社した総合病院を退職しようと思った理由など、正直にすべてお話ししました。
人事担当の方からよろしくお願いします、と連絡があったときはとても嬉しかったです。
私は転職先が決まってから勤めていた病院へ退職願を提出しました。
クリニックに勤めてみて・・・
クリニックで一から看護技術を学び、社会人としてのマナーも学び、再び看護師として働けることに喜びを感じながら仕事をしています。
クリニックにはさまざまな年代の看護師さんがいるため、私の悩みや不安も受け止めるように接してもらいながら、日々勉強しています。
クリニックには定期的にかかる患者さんが多くいらっしゃるため、継続して看護を行うことができますし、暖かい雰囲気の病院だな、と患者さんに思ってもらえるような看護師の態度ってどんな感じだろう、と日々考えながら、丁寧に仕事ができていると思います。
実際に転職した今、思うこと
私は今の職場に恵まれ、看護師として働き続けることができていますが、このブログに書いたことはあくまで私の実体験であり、クリニックのほうが良いとか、看護師として働き続けたほうが良いとかそういう風には思っていません。
自分らしく働く、私はそういう働き方ができれば良いな、と思っています。
今でも、総合病院でたくさんの技術を学んでおいたほうが患者さんのためになったな、とか同期の友達は頑張って勤めて今ではベテランの看護師さんだな、と比べてしまうこともあります。
今でも親しい人以外には、新卒１年以内で早期退職したことは言えずにいます。
根性がない人だな、と思われてしまうのではないか、と思うからです。他の看護師に比べて引け目も感じてしまうこともあります。
ですが、私は転職したことで主人と出会え、子育てしやすい環境で働くこともできています。
ですから、今となっては、自分の選択は間違ってはいなかった、と少しずつ自分を認められるようになりました。
同じように悩んでいる方へ
総合病院を辞めたい、と思ったときに、こんな私でも働ける場所があるのかな…ととても悩んでいた時に頼りになったのはネットで調べた同じような状況だった方のブログでした。
こういうことは、誰にも相談できないし、周りにも同じような状況の人がいない場合が多いと思います。
ですから、私のブログも同じように悩んでいる方の少しの希望になったら嬉しいな、と思います。
最後まで見ていただきありがとうございました。
コメント